ワイモバイルの通信エリアは全国に広がっているのでしょうか。
ワイモバイル購入時に対象エリアかどうか確認したにもかかわらず、実際に使ってみると電波が悪いことはよくあります。通信エリアの対象地域でも、場所によっては繋がらないこともあるでしょう。
この記事では、ワイモバイルの対応エリアを解説します。5Gの通信エリアや電波に関する評判も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
ワイモバイルの対応エリアはソフトバンクと同じ
ワイモバイルの対応エリアは、ソフトバンク回線と同じです。ワイモバイルはソフトバンクが提供している携帯サービス。日本全国で利用できます。
日本全国人口カバー率99.9%の通信エリア
ソフトバンクの4GLTE回線は、人口カバー率99.9%を誇ります。ソフトバンク回線を利用しているワイモバイルの通信エリアも人口カバー率が99.9%ということです。
人口カバー率は以下のように定義されています。
携帯電話事業者サービスの利用可能人口を示す指標
引用元:コトバンク
総務省が定めた定義によると「全国を約500m四方のメッシュに区切り、メッシュの過半をカバーした際に、当該メッシュの人口を全人口で除したもの。」とされています。4GLTE回線なら、ほとんどのエリアでストレスなくスマホを使えるでしょう。
田舎でも電波が届きやすい
ワイモバイルの電波は田舎でも電波が届きやすいのが魅力です。首都圏や地方都市以外でも、比較的ストレスフリーで利用できます。
ただし、山間部など障害物が多いエリアは電波が届きにくいことも。ワイモバイルだけでなく、ソフトバンクの回線も繋がりにくい場合があります。
人が住んでいないような山奥などの僻地を除き、大抵のエリアでワイモバイルを利用可能です。普段利用する分には、ストレスなく使えるでしょう。
ワイモバイルの対応エリアを調べる方法
ワイモバイルの対応エリアは、以下の手順で調べられます。お住まいの地域や旅行先など、気になるエリアを調べましょう。
- ワイモバイル公式サイトにアクセス
- SIMカード、端末を選ぶ
- お住まいの都道府県を選択
- 住所を入力
スマホやタブレットなど、端末別に通信可能エリアも調べられます。ワイモバイルへ乗り換える前に、エリアを確認しておくのがおすすめです。
①ワイモバイル公式サイトにアクセス
ワイモバイル公式サイトにアクセスし、画面上部の「エリア」を選択しましょう。
一括で対応エリアをチェックしたい場合は、エリアマップもしくは5Gのエリアを選んでください。
②SIMカード、端末を選ぶ
SIMカードや端末を選んでチェックすることも可能です。ワイモバイルへの乗り換えを検討している端末などを選びましょう。
③お住まいの都道府県を選択
続いてお住まいの都道府県を選択してください。以下のような縮尺で対応エリアが表示されます(iPhone 12、iPhone 12 miniの場合)。
画像出典:ワイモバイル公式サイト
色別の回線は以下のとおりです。
- 濃い赤:5G<3.7GHz>
- 薄めの赤:5G<700MHz 1.7GHz 3.4GHz>
- 黄色:4G
- 薄いピンク:3G
「薄めの赤」は5G表示ですが、通信速度は4Gもしくは4GLTEと同程度です。
④住所を入力
より詳細な住所を調べる場合は「地域名・キーワードで探す」を選択します。住所や施設名を入力して通信状況を調べましょう。
例えば「箱根温泉」と入力して施設名検索すると、画面上部に候補一覧が表示されます。
画像出典:ワイモバイル公式サイト
調べたい場所を選択すると、ピンポイントで通信エリアが表示されます。
画像出典:ワイモバイル公式サイト
ワイモバイル・ソフトバンクの5G通信エリア
ソフトバンクの5G通信可能エリアが拡大しています。ソフトバンク回線を利用しているワイモバイルも5G通信が可能ということです。
通信エリアを地図で確認
5Gの通信エリアを地図で確認しましょう。2022年4月末時点において、東京を中心とした関東地方の5G通信エリアは以下のとおりです。東京や神奈川、埼玉の広範囲に広がっています。
画像出典:ワイモバイル公式サイト
福岡県を中心とした九州地方も見てみましょう。2022年4月末時点において福岡市や大分市、佐賀市など県庁所在地のほか、北九州市や久留米市といった大都市も5Gの対象エリアです。
画像出典:ワイモバイル公式サイト
お住まいの都道府県やよく足を運ぶ住所などを入力し、5Gの通信エリアを調べてみてください。
5Gエリアは徐々に拡大
ソフトバンクの5G通信エリアは徐々に拡大しています。2022年夏以降において、東京を中心とした5G通信エリアの予定は以下のとおりです。
画像出典:ワイモバイル公式サイト
九州地方も見てみましょう。福岡県内のほか、佐賀市周辺でのエリア拡大が顕著になっています。
画像出典:ワイモバイル公式サイト
今後もソフトバンクの5G通信エリアは拡大していくでしょう。日本全国で高速通信が実現すれば、あらゆる場所でサクサクスマホを利用できます。
田舎、山間部の5G通信は限定的
5G通信エリアは全国的に拡大しています。しかし、田舎や山間部での通信は難しい傾向です。
例えば東北地方を見てみると、5G通信可能エリアの狭さがわかりやすいでしょう。
2022年4月末時点では、仙台市や盛岡市、山形市、福島市と県庁所在地周辺が繋がりやすくなっています。
画像出典:ワイモバイル公式サイト
一方で2022年夏以降の5G予定エリアでは、県庁所在地付近の色が濃くなっているものの、人口が少ない市町村や山間部まで広がっていません。ほとんどが4G回線のままです。
画像出典:ワイモバイル公式サイト
田舎や山間部でも5G通信が可能になるのは、まだ先になるでしょう。
5Gの人口カバー率90%突破
2022年4月7日、ソフトバンクは5Gの人口カバー率90%突破を公表しました。2022年3月末日時点における5Gの通信エリアが、人口カバー率90%を突破しています。
5G通信可能エリアを拡大し、私たちの暮らしが豊かになるよう力を入れています。
ワイモバイルで5G通信を行うための設定方法
ワイモバイルで5Gを行うためには、自分で設定する必要があります。OS別の設定方法を確認しましょう。
- iPhone
- Android
iPhone
iPhoneで5G通信を利用する手順は以下のとおりです。
- ホーム画面の「設定」を開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 「通信のオプション」→「音声通話とデータ」をタップ
- 「5Gオン」もしくは「5Gオート」をチェック
「5Gオン」と「5Gオート」のメリット・デメリットは次のとおりです。
モード | 5Gオン | 5Gオート |
---|---|---|
メリット | 5Gエリア内では常に5Gに接続 | バッテリーの持ちが悪くなる |
デメリット | スマートデータモードを有効にしてバッテリーの節約 | 5Gにうまく繋がらない場合は4Gに切り替わる |
上記手順で5G通信ができない場合は、機内モードのオン・オフを切り替えてみてください。一度電源をオフにするのも効果的です。
2022年5月時点で5G通信に対応している機種は以下のとおりです。現在以下の端末を利用している場合、ワイモバイルのSIMだけ契約すれば5G通信を利用できます。
- iPhone SE(第3世代)
- iPhone 13
- iPhone 13 mini
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
上記のうちワイモバイルで取り扱っているのは以下の3つです。ワイモバイルでiPhoneを購入する予定の人は、以下から選びましょう。
- iPhone SE(第3世代)
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
Android
Androidで5G通信を利用する場合、対応機種を購入する必要があります。2022年5月時点では、5Gに対応している機種は以下のとおりです。
- Android One S9
- OPPO Reno5 A
- AQUOS wish
- Libero 5G II
- Libero 5G
- Xperia 10 III
- Xperia Ace III(2022年6月中旬以降発売予定)
5Gは通信エリアが限定されます。購入前に必ず5G通信エリアを確認しましょう。
普段から5G通信を利用できるエリアに住んでいる場合、上記端末の購入がおすすめです。
ワイモバイルのエリア、電波に関する評判まとめ
ワイモバイルのエリアや電波に関する評判をまとめました。良い評判だけでなく悪い評判も把握しておくと、乗り換えてから後悔しません。
悪い評判
ワイモバイルのエリアや電波に関する悪い評判は以下のとおりです。
ワイモバイルが駅周辺使えなさ過ぎて苦情レベル。圏外表示されずにネット繋がらないってどういう状況?LINE通話も駅に近付くと声聞こえなくなってLINEも送れなくなって他ネットも繋がらず、駅から離れると繋がるようになるって何?どこに苦情いえばいいの?公式マップ見ても電波ある地域だし!
— ももこ (@yui_mooooor) April 19, 2022
電波が弱い場所があり不便との評判が多く見られました。LINE通話が途切れる人もいます。
ワイモバイルはソフトバンク回線を使用していますが、場所によっては繋がりにくいようです。山間部など人がほとんどいない場所だけでなく、駅周辺でも繋がりにくいのはデメリットでしょう。
しかしスマホ利用者が多く回線が混雑している場所で繋がりにくくなるのは、ワイモバイルだけではありません。UQモバイルなどほかのスマホでも同じ現象が見られます。
電波が弱いという評判はあるものの、ワイモバイルは日本中で使えるスマホです。人口カバー率99.9%のソフトバンク回線を利用しているため、格安SIMよりは広範囲のエリアで使用できます。
良い評判
ワイモバイルのエリアや電波に関する良い評判は以下のとおりです。
電波状況が良く使いやすいという評判も多く見られました。サクサク繋がるので、ストレスなくスマホを使えます。
ワイモバイルの通信エリアはソフトバンクと同じです。山間部など電波が届きにくいエリアを除き、大抵の場所で利用できます。
ワイモバイルの通信エリアに関してよくある質問
ワイモバイルの通信エリアに関してよくある質問と回答をまとめました。気になる疑問は事前に解消しておくと、乗り換え手続きがスムーズに進みます。
電話は無料で使える?
ワイモバイルの通話料金は22円/30秒なので、無料では使えません。ただし10分以内の通話が無料になるオプション「だれとでも定額」があります。月額770円(税込)で加入できるオプションです。
時間を気にせず通話したいなら「スーパーだれとでも定額」を選びましょう。月額1,870円(税込)でかけ放題になります。
以下の通話時間を参考に、オプションへ加入するかどうか検討してください。
通話時間/月 | 0〜18分 | 18〜43分 | 43分以上 |
---|---|---|---|
オプション | 不要 | だれとでも定額 | スーパーだれとでも定額 |
※参考:ワイモバイル「通話オプション」
ワイモバイルの料金プランを知りたい
ワイモバイルの料金プランは以下の3つです。
プラン | シンプルS | シンプルM | シンプルL |
---|---|---|---|
月額料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
データ通信量 | 3GB | 15GB | 25GB |
速度制限時 | 最大300kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
※金額は税込
プラン選びに迷ったら「料金プラン診断」を試してみてください。
1ヶ月あたりのデータ通信量を超えると、速度制限がかかります。kbpsやMbpsはいずれも通信速度の単位です。kbpsよりMbpsのほうがサクサクスマホを使えます。
ワイモバイルはiPhoneに対応している?
ワイモバイルはiPhoneに対応しています。2022年5月時点における5G通信可能なiPhoneの動作確認端末は以下のとおりです。
- iPhone SE(第3世代)
- iPhone 13
- iPhone 13 mini
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
現在上記のiPhoneを使っている場合、SIMだけワイモバイルに乗り換えられます。以下を参考に現在のキャリアからMNP予約番号を取得し、乗り換え手続きを進めましょう。
キャリア | MNP予約番号取得 |
---|---|
ドコモ | お客様サポート |
au | サポート |
ソフトバンク | サポート |
楽天モバイル | お客様サポート |
ahamo | よくあるご質問 |
LINEMO | カスタマーサポート |
5Gを使うにはSIMカードの交換が必要?
ワイモバイルのSIMカードへ交換しただけでは、5G通信は使えません。iPhone・Androidともに5G対応機種を持っている必要があります。
以下を参考に、5G通信を利用しましょう。
- iPhoneで5G通信を利用する
- Androidで5G通信を利用する
マイワイモバイルの新規登録を知りたい
マイワイモバイルの新規登録方法は、iPhoneとAndroidでほぼ同じです。まずはWi-Fiをオフにしましょう。
Wi-Fiの接続を切ったら、OS別に以下を行ってください。
- iPhone:「Safari」→「ブックマーク」→「My Y!mobile」をタップ
- Android:ブラウザを開きアドレスバーに「my.ymobile.jp」と入力
上記が完了したら、以降の流れはiPhoneとAndroidで共通です。以下のとおり進めていきましょう。
- 利用規約に同意する
- 「メニュー」→「アカウント管理」→「パスワードの設定・変更」
- 契約時に設定した4桁の暗証番号入力
- 新しいパスワードを設定
- SMSでパスワード変更通知を受け取る
- 「My Y!mobileトップへ」をタップして完了
ソフトバンクの5Gに繋がらないときはどうすればいい?
5Gに繋がらないときは、以下を試してみてください。
- 1ヶ月のデータ通信量を超えていないか確認
- バッテリーセーバーをオフにする
- 電源をオフにする
- SIMカードの抜き挿し
バッテリーセーバーは、Google Pixel 5などのAndroid端末に付いている機能です。画面上部からしたヘスワイプし、バッテリーアイコンをタップしてオフにしましょう。
※参考:ソフトバンク「サポート」
ワイモバイルの通信エリアは日本全国に広がっている
ワイモバイルの通信エリアはソフトバンクと同じです。ソフトバンクは人口カバー率99.9%を誇るため、ワイモバイルも日本全国で利用できます。
お住まいの地域や旅行先などが5G対応エリアかどうかは、ワイモバイル公式サイトから確認しましょう。
5Gの通信可能エリアは今後も拡大する予定です。ソフトバンクは5G通信の基地局整備のため、資金調達を行うと発表しました。
ソフトバンクの5Gエリアが広がれば、ワイモバイルの利便性も高まるでしょう。